ケアファーム(医療村×農場)をスタートする

東京を離れよう! ケアファーム(農業×介護施設経営)を経営するという働き方

こんにちは、WEBマガジン「君がいる未来」編集長の上村です。

僕は今、神奈川県内でケアファーム(医療村×農場)の準備を進めています。まずは月額6.5万円で入居できる介護施設(しかも食費付き)を作り、さらにはケアファームという方向性を目指すわけです。

ケアファームは介護と農場を合わせ持つ施設で、高齢者、認知症、精神疾患、発達障がいの子どもたちなどをお預かりすることができます。

そこには、犬も、猫もいたり・・・羊がいてもいい。(本家、オランダへはコロナ収束次第見に行くつもりです)

本家のケアファームはまだ見たことがないけれど「日本に相応しケアファームってなんだ?」を考え、日本全国の名だたるケアファームをじっくりと視察をしています。

数多のやり方を見ながら僕の考えるケアファーム(医療村×農場)が少しづつ見えてきました。それは、介護施設を経営しつつ職員や入居者、近隣のボランティアの協力を得て、野菜や果物づくりといった農業を楽しむというスタイル。

自分達で育てたものを販売することで、入居者様にも給与みたいなお支払いしたいと考えています。

農業では利益が出ない!?

僕自身は横浜市鶴見区で介護施設を経営する会社のオーナーですが、ケアファーム(医療村×農場)に興味を持つにいたった経緯があります。

介護事業を進める上で農業関係者からも昨今の天候不良もあり、「利益の不安定さを介護施設経営で補えないか」など介護施設運営に関する様々な問い合わせをいただく機会が多くなってきたのです。

そこで日本全国の農業関係者からのニーズやウオンツのヒアリングをスタートしました。

具体的には、千葉県の農業×障害者作業所、山梨県では農業×カフェ経営者等、長野県ではリンゴ農家等、埼玉県では農業×セミナービジネス、そして広島県の農業関係者との交流も積極的に行ってきました。


お会いした農業関係者は非常に人間味あふれる素敵な方々。偶然にも自然農法や有機農法で野菜作りをされる方々。

彼らとお会いする中で自分でも農業をやってみたい!と思うようになったのはもちろん、私がこれまでに行ってきた介護施設経営を農業経営と併設することでそれぞれのお仕事を加速することが出来ると確信したからにほかなりません。

もちろん東京を離れて、自分の好きなエリア(足柄)で「医療村×農場」の準備を着々と進めています。

僕自身の現在の住まいは東京都世田谷区、会社は新横浜です。しかし一か所にじっとしていられない病気(笑)なようです。

これからは、あちこち転々とする新しい働き方があってもいいのでは? そんなふうに考えているのです。

例えば週に3日は足柄で農業、週に3日は世田谷の自宅から新横浜勤務、そして週に1日は千葉で大好きな波乗りを楽しむという暮らしを準備しています。

僕がケアファーム(医療村×農場)で目指す6.5万円(国民健康保険)で住む介護施設

今回、ケアファームで目指したいことがあります。

それは、「自然を守る」という生涯の夢とできる限り環境に配慮した農業で「おいしい野菜をつくりたい」という循環型社会への参加。

そして最後に、やり残していた「国民健康保険の範囲で住める介護施設経営」の融合です。

ちなみに国民健康保険で住める介護施設は月額6.5万円で食費をふくめるというもの(国民の多くが目指すサービスものです)

現在、経営する介護施設はわずか19名ほどのご利用者様向けの介護施設でありながら、年間の利益は2000万円弱という大きな数値を確保が出来ています。(ちなみに介護職員への年収400万円~500万円という給与をお支払いしています)

今回は月額6.5万円という低価格の介護施設の経営を考えるわけですが、介護保険・医療保険を使用することで収益性は現在運営しているものとかわりがありません。


つまり人口5万名以下のエリアでも年収400万円を実現したいと考えています。

しかし今回は当然、利益は目指しますが、効率も収益性もほどほどのものにしたいと考えています。

忙しすぎる事業運営ではなく、きわめてスローなオペレーションを目指すわけです。

現在僕が探している不動産はおおよそ500坪。その6割で19名向けの介護施設を経営し、残りの4割(200坪)で農と触れられる環境整備を進めるるのです。

ここでいう農は野菜はもちろん、ハーブやバラづくりを計画しています。

人口5万名以下の町で推進するケアファームの事業目標は年商8000万円

現在計画中のケアファームの年商予測はミニマム8000万円。具体的には、医療関連施設・介護施設経営(19床)と農業経営を通じたものを計画しています。

利益追求は株式会社のミッションではありますが、収益は小さくても人員配置にゆとりがあり、農業経営もしっかりとサポートできる取り組みをしたいと考えているのです。

介護施設経営って、サービス業だと思うんです。だからこそ、お客様へのサポートはもちろん、そこで働くスタッフの満足度、彼らの働きやすさをどこまでも追及するわけです。

僕の考えている働きやすさとはすなわち、待遇であったり評価であったり、休日数であったりコミュニケーションであったりとさまざまですが、なんといってもスタッフが頑張りたくなる環境整備が、介護施設経営の第一歩です。

当然ですが、入居者様にサービスを提供するスタッフが元気でなければ、質の高いサービスは提供できないと思っています。

繰り返しになりますが入居費用は月額6.5万円を計画しています。

この価格設定は、あらゆる地方都市の潜在ニーズを掘り起こすための対策でもありますし、10年先20年先に現われるであろう競合との対抗でもあるのです。


たとえば長野や群馬、千葉あたりは、需要と供給のバランスがとれているエリアでもありますのでこれから事業参入する方には低価格参入以外の選択肢はありません。

現時点では6.5万円で入居費用を設定できる競合は皆無です。しかも、入居費用は安いけれど、働く人の給与は高い。これなら採用には困らないはずです。

しかも農業経営があることで、希望者には食べるものを自分たちで作る喜びを提供することもできる。

「医療村×農場」と「入居費用6.5万円」は、どんなエリアでも失敗しないための取り組み、最大のリスクヘッジなのです。

正確な計算はこれからですが、食費を入れて月額6.5万円台を目指します。(10年も前から考えていた構想ですが、日に日に現実味を帯びてきました。)

入居者に生きる喜び、食べる喜びを提供したい

介護施設経営はサービス業です。入居費用、食費込みで6.5万円ではありますが「ここまでやる?」位のサービスを追求してみたいという思いがあります。

現状、関東圏における入居費用9.5万円の介護施設は、同業者と比較するとまだまだ競争力はありますし、入居者様からも感謝の言葉もいただきますが、サービス業を意識する今、もっともっと「入居者様の生きがいや楽しみを提供したい」と考えるようになったのです。

介護ビジネスはサービス業。ご利用者様はもちろん、働く人間も楽しめる環境整備が必要なのです。

たとえば介護施設の入居者の楽しみの1つは食べ物に関するイベント。

経営者としてはスタッフのこと、経営のことはもちろん、入居者様にとって、食事は大きな楽しみのひとつです。

だからこそ、月に1~2回は食に関するイベントを開催していますが今の計画は365日がイベント、毎日がイベントの状態を作り出したいのです。

例えば、現在所有する介護施設の庭(約80坪)をオーガニックのハーブガーデンにする計画です。


自分たちで育てたハーブを、毎日のティータイムに味わうといったもの。ハーブの専門家の協力・指導をいただきながら、じっくりと取り組んでいこうと考えています。

このようなういったアイデアや取り組みは、介護施設責任者や職員からも喜びの声が上がっています。

神奈川県足柄で開業する予定のケアファームでは最低200坪を使った野菜づくり、ハーブづくり、ローズづくり、家具づくり、ハチミツづくりです。

これから本格始動するケアファーム(医療村×農場)は大きな期待を持って取り組んでいきたいと思います。

さいごに

私は今まで訪問看護ステーション経営支援を約900社、介護施設経営コンサルティングを年間50棟前後ご支援しています。

ケアファーム(医療村×農場)は少なくとも500名の起業家を生み出すビジネスモデルに成長することでしょう。


上村 隆幸(かみむら たかゆき)
インキュベクス ファウンダー(創業者)

1965年神奈川県生まれ。1998年、起業コンサルタント業を開始し、以来3000社を超える起業支援を手がける。日本の医療が在宅へと大きく変化することに従い、「子供からお年寄りまで」すべての生活者が安心と幸福を実感できる地域社会づくりの必要性から、「ケアーズ訪問看護ステーション開業運営支援」を開始。その支援先は民間企業から介護事業者まで全国800社以上に広がる。また「介護の王国」では食費を含めた¥95.000を関東圏で実現する。

青山学院大学 大学院 MBA
産業技術大学院大学(AIIT)創造技術専攻 事業アーキテクチャ(修士)
新極真空手 木元道場所属 初段